3回の転職で学んだこと
税理士として15年間で3回転職した経験から、各転職で何を学び、何を得て、何を失ったかを振り返ります。転職を複数回考えている方の参考になれば幸いです。
1回目の転職(27歳):会計事務所→会計事務所
最初の転職は「年収アップ」が最大の動機でした。会計事務所Aから会計事務所Bへの転職で、年収は380万円→430万円に増加。しかし転職後に気づいたのは「仕事の内容がほとんど同じ」ということでした。年収は上がりましたが、日々の充実感はあまり変わりませんでした。
1回目の転職の教訓:「年収アップだけを目的にした転職は、満足度の向上につながらない」
2回目の転職(31歳):会計事務所→コンサル
2回目の転職は「業界・職種の変更」でした。会計事務所からFAS系コンサルへの転職で、年収は490万円→580万円(90万円アップ)。業務内容は大きく変わり、M&Aデューデリジェンス・財務アドバイザリーを経験しました。最初の6ヶ月は仕事についていくのに必死でしたが、1年後から急速にスキルが伸びました。
2回目の転職の教訓:「業界・職種を変える転職は、最初はきついが長期的な成長が大きい」
3回目の転職(38歳):コンサル→事業会社CFO
3回目は事業会社のCFO候補ポジションへの転職でした。FASでの7年間のM&A・財務アドバイザリー経験が高く評価され、年収は680万円→850万円(170万円アップ)。仕事の性質がコンサル(外部アドバイザー)から事業会社(内部の責任者)へと変わり、また別の刺激と充実感があります。
3回目の転職の教訓:「転職は前の転職で積んだ経験が活きる。転職の積み重ねがキャリアを形成する」
転職回数が多いことへの市場の評価
3回の転職歴について、採用面接では必ず「なぜ転職が多いのか」と聞かれました。私の答えは「各転職に明確な理由(スキルアップ・業界変更・責任範囲の拡大)があり、それぞれの転職が計画的なキャリアステップだった」ということを、具体的に説明することでした。転職回数より「各転職の理由の一貫性と計画性」を示すことが重要です。
まとめ:転職は「点」ではなく「線」で考える
転職は一度きりのイベントではなく、キャリア全体の流れの中の一つの節目です。「この転職でどんな経験を積み、次の転職でどう活かすか」という連続性の中で考えることが、転職の戦略的な成功につながります。転職市場の相場感と自己のスキルアップを常に意識し、計画的にキャリアを設計することをお勧めします。
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