IT企業エンジニアから税理士事務所へ
IT企業でシステムエンジニアとして5年働いた後、税理士試験に合格し、税理士事務所に転職しました。異色のキャリアを持つ「元エンジニア税理士」として、転職市場での自分のポジショニングと評価についてお伝えします。
転職を決意した理由:税理士資格取得とITスキルの組み合わせ
IT企業勤務中に税理士試験の勉強を始め、5年かけて5科目合格しました。「ITスキル+税理士資格」の組み合わせで、会計事務所のDX推進やクラウド会計導入支援に特化したキャリアを築けると考えたのが転職の動機でした。
転職活動での「元エンジニア」の評価
転職活動では、予想を超えるポジティブな評価を受けました。特に反響が大きかったのは以下の点です。
- クラウド会計(freee・マネーフォワード)のシステム的な仕組みを理解している
- 業務効率化・自動化(RPA・マクロ)の知識がある
- DX推進の文脈で「本物のITリテラシーを持つ税理士」として希少価値が高い
- デジタルツール導入支援をサービスとして提供できる
私が経験してきた会計事務所のレベル感からすると、「申告書の電子化がDX」と言っていた職場では私のスキルは持て余されます。最初から「DXを本気で推進している事務所」を絞り込んで応募したことが、良い評価につながりました。
転職後の働き方:IT×税務の価値発揮
転職先の税理士法人では、クラウド会計の導入支援チームを任されました。顧問先のfreee・マネーフォワード導入から、仕訳自動化の設定、レポート機能のカスタマイズまで、エンジニア経験が直接役立っています。
年収は前職IT企業の550万円→転職後税理士法人で620万円に増加。また「DXコンサルタント」的な役割でのアドオン収入(月額報酬)も加わり、実質的な収入はさらに増えました。
元エンジニアが税理士業界で感じたギャップ
良い意味でも悪い意味でもギャップがありました。
- 驚いた(悪い意味で):IT業界と比べると業界全体のデジタルリテラシーが周回遅れ。「普通のITリテラシーを持つ人間が入るだけで価値を発揮できる」というのは本当でした
- 驚いた(良い意味で):顧問先の経営者との長期的な信頼関係の深さ。IT企業のB2Bよりも人間的な関係性を築ける仕事
まとめ:異業種経験は「弱点」ではなく「強み」になる
税理士業界への転職では「業界未経験」が弱点になると思っていましたが、実際はIT経験が強烈な差別化になりました。自分のユニークな経歴を「弱点として隠す」のではなく「強みとして前面に出す」戦略が、転職成功の鍵でした。税理士資格を持ちながら他業界の経験がある方は、そのユニークな組み合わせが転職市場での武器になります。
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