「25歳で税理士を目指すのはもう遅い?」——結論から言うと、全く遅くありません。むしろ、25歳は社会人経験を武器にできる絶好のタイミングです。
筆者も社会人になってから税理士を目指しました。政府系金融機関で働きながら勉強をスタートし、科目合格を重ねて税理士業界に飛び込みました。今振り返っても、このタイミングで動いたことに後悔は一切ありません。
25歳が遅くない3つの理由
1. 税理士試験の合格者の多くは社会人
国税庁の統計を見ると、税理士試験の合格者は25〜35歳が最も多い層です。学生時代から勉強を始めた人ばかりではなく、社会人になってから一念発起した人が大半。25歳はむしろスタンダードな年齢です。
2. 社会人経験はプラスになる
会計事務所は「社会人としての基礎ができている人」を高く評価します。ビジネスマナー、報連相、クライアント対応——これらは新卒入所の人にはない強みです。
3. 科目合格だけで転職市場で評価される
5科目全て合格していなくても、1〜2科目の合格があれば転職市場で評価されます。筆者は2科目合格で転職し、年収が100万円以上アップしました。「全科目合格してから」と待つ必要はありません。
25歳からの現実的なスケジュール
年齢 | ステップ | 年収目安 |
|---|---|---|
25〜26歳 | 勉強開始。働きながら1〜2科目合格 | 現職の年収 |
27〜28歳 | 科目合格を武器に会計事務所へ転職 | 400〜500万円 |
29〜31歳 | 実務経験を積みながら残り科目に合格 | 500〜650万円 |
32〜33歳 | 税理士登録。キャリアの選択肢が一気に広がる | 600〜800万円 |
25歳スタートなら、30代前半で税理士としてのキャリアが確立できます。準大手以上の事務所なら、この時点で年収700〜800万円も十分射程圏内です。
働きながらの勉強は現実的か?
結論から言うと、可能だけどかなりの覚悟が必要です。平日は帰宅後に2〜3時間、土日は6〜8時間の勉強を1年以上続ける必要があります。
ただし、会計事務所に転職してしまえば、試験勉強への理解がある環境で働けます。繁忙期以外は定時退社で勉強時間を確保できる事務所も多いので、まずは科目合格を作って転職し、残りの科目は会計事務所で働きながら取るというのが最も現実的なルートです。
25歳で注意すべきこと
「いつか取ろう」は危険
25歳で「いつかやろう」と思っていると、あっという間に30歳になります。やると決めたらすぐに行動してください。税理士試験は長丁場なので、1年でも早くスタートすることが最大のアドバンテージになります。
最初の科目選びが重要
簿記論と財務諸表論は必須科目で、比較的合格しやすいと言われています。まずはこの2科目から着手し、合格実績を作ることをおすすめします。実績があれば転職市場でも評価されます。
筆者から25歳のあなたへ
税理士は間違いなく強力な資格です。税務の専門家としてだけでなく、「数字が読める」という武器をもとにM&Aやコンサル、事業会社の財務部門など、キャリアの選択肢は驚くほど広がります。
筆者は税理士を取って180度人生が変わりました。資格がなかったら絶対に入れなかった会社に入れました。25歳は決して遅くない。人生を変える劇薬を手に入れるには、むしろ最高のタイミングです。
